ひつじのブログ

やればできるを、そろそろ自分にわからせたい。

お気に入りのグラスで/てめえでやりたい

こんにちは。まだまだ暑いですね。午前中からビールが飲みたくなります異常じゃないよね?成人の皆さんにおかれましては、ご同意いただけると安心できるのですが。

組織勤め以前はビールの美味しさが全然わからなかったのが、嘘のようです。「ビールって苦い~、カクテルかチューハイしか無理ぃ~(*´ε`*)」みたいな。いや実際には言わなかったけども。

仕事終わりに飲む最初のビール、その一口目の美味しさとのど越しを知らない、そんな無垢な頃もあったのだな。

今じゃ芋焼酎、日本酒ときてウイスキーまで嗜むようになりました。一人でも/自宅でも飲む、というと男性陣がちょっと退くのにはちょっと腹が立ちます。「お前、溜まってんな~」的リアクションをとられることが多いです。賢い女性はきっと家で飲んでも、公には言わんのでしょうね。別にフェミニスト気取りたかぁないが、まったくもう。あ、そういや今でも「ワインって苦いから無理ぃ~」とは思います。いや、実際言わんけど。まあ誰も聞いちゃいないけど。

 

飲み会もすごく好きなんですが、自分賑やかし系なので多少疲れるんすよね(なぜか体育会系の口調になってしまった。他意なし)。ある程度、場が支配できて笑いが取れたときは「私の勝ちだ」「元は取れた」と感じるので楽しくやれるんですが、この前、どなたかの記事で「女性は飲み会で自然と無料のホステスになっちゃうあるある」の話を読んで、ほお~!!確かに、と思いました。

ま、女性は太古から決まった役を演じるだけなので楽な部分もあるとは思うけどね。

男性が往々にして単純であるゆえに、世界にある程度は平和が保たれるものと思っております(物事の良い側面だけを見れば)。

 

それで話は結局、気を遣わず自分のペースで飲める宅飲み万歳という結論に。ここまで酒類の話をしておいて何だよって思われるかもしれませんが、別にお酒に強くはないです。全く飲めないわけでもないですが、缶ビール3本も飲んだら翌日に響きます。だからいいもの、好きなものを少しだけ飲みたい。

その際、缶とかビンで直接飲むのも悪くないけど、グラスにこだわるとまたこれが良いんですよね~。宅飲み時間が一気に楽しみになるし、華もあります。だからって、バカラとか切子は自分には上等すぎてまだ早い気がしておりまして、歳をとる楽しみとして、もう少し取っておきたいと考えている次第。ま、いつかはね!

 

そんなワタクシが現在ヘビーローテ中のグラスは以下2点。

①結婚式引き出物で戴いたギフトブックから選んだダブルウォールグラス「bodum」パヴィーナ

これ面白いデザインで、中に空洞があって外側に結露しないし熱も伝わらず、おしゃれかつ実用的なグラスなんです。ウイスキーのロックで一番使います。チューハイとかサワーとか、何ならアイスクリーム盛り付け皿としても使えて超便利。

Bodumボダムパヴィーナダブルウォールグラス2個セット0.25L Pavina 4558-10US Double Wall Thermo Cooler set of 2クリア 並行輸入品 [並行輸入品]

②人の結婚祝いを選んでる最中にひと目惚れして自分用に購入した錫のビアカップ「能作」

能作の商品はどれもこれも見てるだけでうっとりするというか、感心するというか。匠の技です。うすーいスズで出来てて、あんまり力入れると変形しちゃうんだけど。キンキンに冷やしたビールはもちろん、日本酒もこれで飲んでます。スズ効果で味がまろやかになるんですよね。こちらは熱伝導率がよく、外側にもものすごく伝わるので、冷たさを手のひらでも感じられていい感じ。

能作 ビアカップ2ヶセット(桐箱入) e00117

おおっと、書いてるあいだに急にグラス愛が迸ってきました。と言ってどうもしないけど。今までどこに、この情熱が眠っていたのだろうか?自分でもびっくり。やはり食器関係は引き出物の定番であるだけに、無意識に人の結婚と関連付けられてしまう・・・。そして食器棚に眠った使わない引き出物食器のなんと多いことよ。

  

そうそう、ビールが旨いとか旨くないとかって話の前に、ビールに助けられた思い出があります。それまで経験したことのない、人生No.1くらい辛くて、生きるか死ぬかの手前くらいに精神的に追い詰められてた時期がありまして、ものすごく陰鬱な気分で夜道を歩いてたとき、自分で初めて、コンビニで一番ちっちゃい缶ビールを買ったんです。100ミリくらいのやつ。

「いやなことがあったとき、大人は酒を飲む」という、社会の一般常識を体感として知らなかった今よりは若い頃だけど、なんかの防衛本能が働いてそんな行動を取ったのかなあ。そのままグイッとその缶ビールを一口二口で飲み干したら、すぐに酔いが回っちゃって(ウフフ可愛いわね)、理性がとっぱらわれてそれまでの悲惨な気分がすっかりなくなり、何もかもどうにでもなれーって気持ちになったんです。速攻です(これ、普段でも効けばいいのにと今では思う)。でもそのとき、長く苦しい時間から一瞬解放されただけでもものすごく有り難くて、初めて「お酒に救われた・・・」と心から感じました。

ここから私がアル中など病気になってたりしたら後味が最悪な顛末だけど、幸いそこまでには至らず。それから問題解決までの間はお酒の量も頻度も多かったですが、以後は節度を保った飲酒量に落ち着いています。

よく、辛いとき「人に救われた」って経験談をここぞというときに語る人、いるでしょ?私の場合は、残念ながら(というべきか)人じゃなくて、ビールでした。語れねぇ。

ありがとうビール、これからもよろしく。言葉にすると結構ろくでもないけどな。

 

【本日の一曲】

ハリーライムのテーマ(「第三の男」より)

ハリー・ライムのテーマ(第三の男)

ハリー・ライムのテーマ(第三の男)

  • シネマ・サウンド・オーケストラ
  • ポップ
  • ¥250