ひつじのブログ

やればできるを、そろそろ自分にわからせたい。

なぜ七田式?〜その参〜

ぜんぜん記憶に残っておらず、わたしにはまったく無駄だったんじゃ・・・と思われた七田式右脳開発の幼児教育ですが、実はひとつだけ効果を感じた出来事がありました。

 

それは中学校での、全校英語暗唱大会です。

ちなみに、七田式から遠ざかってすでに10年以上経過していました。

 

その頃はもう「あのままずっと勉強続けてたらね・・・(ため息)」などと家族には言われるくらい英語力は低下していました。もともと英語ができた記憶なんて自分自身はないので、特にそう言われても「ふ〜ん」という感じでしたが。

 

経緯はここでは省きますが、中学校で催される英語暗唱大会にエントリーすることになりまして、時間にして3分くらいの英文を暗唱することになりました。

その頃、周りにかなり優秀な学生が多く、帰国子女なんかもパラパラいて、あ〜日本から出たことない自分と比較してレベルが違うよ…こんな土俵で戦うのはいやだなあ、、とかなり投げやりな気持ちもあったんですが、一念発起してベストを尽くしたところ、なんとそこで優勝することができたんです。

 

ネイティブの先生が採点されたのですが、「発音がよい」「海外にいたことがありますか?」などと言われ褒められて、自分でも本当に驚きました。

 

暗唱の練習は、適当な長さのテキストをネイティブの先生に音読してもらって、それをテープに録音したものをひたすら聴き、聴きながら一緒に音読したり、

 

ネイティブの先生に自分で読んでいるところを聞いてもらって発音のアドバイスを頂き、またひたすら音読するという方法です。

 

テープ音声から一拍遅れで音読する、いわゆるシャドーウィングというのも、当時はしりませんでしたが、意識しないままかなりやってました。

 

自分の音読もテープに録音して聞きましたが、自分自身の声があんまり好きじゃない(思ってるような声と録音の声って違うんですよね。一種の認知の歪みというやつでしょうか)のもあって、最後まで満足いく、ネイティブの先生のような発音やイントネーションとは違うな…と思いながら大会を迎えたので、それが評価されたことは驚きでした。

 

で、ここで初めて、あ〜これは間違いなく七田式のおかげだなと感じたんですね。なぜなら、それ以外に英語って全くやってないからです。海外旅行の経験も一度もないし、外国人の友達もいないし、「フルハウス」は吹き替えで見ているし。

 

おそらく、発音や口が回る、とかっていうのではなくて、七田式時代に英語を聞き取る耳が培われたんだと思います。実際、発音とイントネーションを真似るのは難しかったんですが、「自分の読み方とネイティブの正しい読み方が違うな」ということはハッキリわかったからです。初めて幼児教育をやってくれていた親に感謝しました。

七田式ってもしかしてすごいのかも?と思った最初で最後の経験です。

 

で、そこからそのまま勢いづいて英語を気合い入れて勉強するか、七田式に戻れば、いまこんな苦労はしていないのですが…笑