ひつじのブログ

やればできるを、そろそろ自分にわからせたい。

祝電を(なんならあなたの代わりに)打ちたい

お題「結婚」

 

思いおこせば小学校時代まで遡って、道徳の時間とか、読書感想文を書いたりするのがわりと得意でした。
うぇ〜、なんだろ、道徳の授業が好きな子供って。ちょっと言葉にするとイヤラシイ感じがしますね。小学生も3、4年生くらいまでってむしろ道徳とはほど遠い、本能剥き出しの動物じゃないですか。実質、人間未満というか。それから少しずつ体裁の優しさを身につけつつ、オブラートにくるみくるまれ成長していくわけだけども。
でも実際、素直な性格だったし道徳の時間って楽しかったんです、博愛主義でした。今もわりとそうかもしれない(三つ子の魂百まで)。読書感想文も、わりと落としどころが見えるタイプでして、とにかく仁義的道義的な結論に持っていくのが得意でしたね。読書感想文と言えど、評論やら論文とは違って、ある程度は定型的な結論が求められているんだろうなって、今なら何となーーくわかるじゃないですか。

そいで、何の話かっていうと、道徳の時間も読書感想文の提出もなくなった、社会に揉まれる寂れたイチOLとなった今ですね、、、結婚式の「祝電を書く」ということがものすっごーーく楽しいことに気付いたんです。人のステキなところ(だけ)、素敵なエピソード(だけ)に焦点を当てて褒めまくる。書いたあと見直してみると「あれ?この天上人みたいなやつは誰だろう?」って思いますよね。口で言うわけじゃないから「歯の浮くような」ゾクゾク感もないし。営業職の方って毎日、多かれ少なかれ似たようなことやってるのかと考えると敬意を表したい。

いくらでも人を褒める文章が書けすぎて、苦にならないばかりか本当に楽しくなっちゃうんです。量が多すぎて削らないといけないことの方がほとんど。対象を聖人君子に祭り上げてる自分、踊らせてる(実際に踊ってくれるかどうかは知らないけど)自分に酔ってるのかも、というと相当に性格悪い人間みたいですが笑。
まあその一方、やっぱりこのメッセージをハレの日に読んで嬉しい気持ちになってほしいな、と素直に思うのも本当なのです。あとで式の出席者に「お式で読み上げられてたよ」って聞いたら「おお、わたしの勝ちだ」と思っちゃうのも本当だけど。何に勝利したのかわからないけど。

最近は電報もいろんな種類が出てきて、NTTの出してる一律的な一文字いくらっていう時代から、各社が多様なサービスを打ち出してますね。ぬいぐるみ付き、ギフト付き、バルーン付き等々。そういうのを選ぶだけでも楽しいです。

ということで、機会は相当に限られるのですが、「祝電を打つ」というのは私の密かな趣味のひとつでございます。

【本日の一曲】
ルロイ・アンダーソン/タイプライター

タイプライター

タイプライター

  • Richard Hayman And His Orchestra
  • クラシック
  • ¥150