ひつじのブログ

やればできるを、そろそろ自分にわからせたい。

なんなら「サントラ」だけでも聴くべし!完成度も秀逸な邦画5選

 こんにちは。

早速ですが本日はサントラアルバムが素晴らしすぎる映画5本をランキング形式でご紹介します。以前もどこかで書きましたが、サントラには並ならぬ情熱がありまして(どっちかといえば洋画に傾倒してるんですが)まず今回は邦画編です。

もうこれ飽きるほど聴いてるよ~って御声も聞こえてきそうですが、あらためての方も是非よろしくどうぞ。それでは早速!


5位.図書館戦争~Libraly Wars~
いや、いきなりのメジャーどころですみません。
これね、よかったですよね~。まさかあの年で岡田くんの空中キックに痺れて映画館に3回も通うとは自分でも思わなかった闇レキシですが、音楽が素晴らしく荘大だったのを覚えてますか?フルオーケストラが物語のクライマックスに、これでもか!と併せて奏でるあのテーマ曲。オープン型のヘッドフォンで聴きたいですね。書きながらメインテーマを思わずオペラ調鼻歌で歌い出しそうになっています。

 

Library Wars

Library Wars

 
4位.PING☆PONG(ピンポン)
もう、最初のシーンからとばしてます。ペコが!ペコがのっけからあんなことになってる!と思ったら、キター!!SUPERCARの透きとおった刺すようにクリアなイントロ。あの360度アングルと最高に合っててめちゃかっこいい。松本大洋の世界観とドンピシャじゃないか。
もとからSUPERCAR(解散してしまったのが未だ信じられない)が好きで、彼らの曲を多用しているこの作品については贔屓目かと一瞬思いましたが、全然そうではなかったです。2007年の映画なのですが、10年経ったいまでもTSUTAYAランキングに入っておりまして、SUPERCARはもとより石野卓球など他にも良曲揃ってます。獅童さんが鮮烈な(スキンヘッドで)業界への参入を果たした作品でした。

 

STROBOLIGHTS

STROBOLIGHTS

 


3位.まほろ駅前多田便利軒
こちらのオリジナルサウンドトラックは・・・岸田繁の面目躍如というか、まあ今さらも今さらなんだけれども、本当に音楽ジャンル超えて多才ですよね。最近はオーケストラ曲なんかチョチョイと書いてはりますけれども、「ジョゼと虎と魚たち」「リアリズムの宿」(くるりが全編サントラ担当)でも一体こいつぁ何者だ、とびっくりさせられたけど、映画音楽も何でもござれなんですね。次作である、まほろ駅前狂騒曲も岸田さん個人名義でご担当ですが、主題曲の「There is(always light)」とか直球名曲すぎるでしょう(狂騒曲の方は残念ながらサントラは未発表の様子)。映画館でラスト、こんな曲も書けるんか!才能が枯渇するということを知らんな…と仰天したわ(行天だけに)。多田と行天コンビ、またスクリーンに戻ってきてほしいですね。

 

There is (always light)

There is (always light)

 

2位.モテキ
モテキのサントラ「モテキ的音楽のススメ(映画版)」(名前からして軽やかでしょ)は、もう、単にものすごーく楽しいコンピレーションアルバムといっていいと思います。老若男女幅広く押さえすぎててすごい。そう、サントラの素晴らしいところは、「新しい音楽と出会う幅が広がる」ということに尽きるんです!!自分好みの映画であればあるほど、自分にヒットする未知の音楽と出会う可能性が高くなると思うのです。
なにっ、Spotifyで十分だと?!だから今どきの若いモンは・・・汗水垂らして探し回られよ!そして偶然に出会う喜びを噛みしめられよ!!
こちらのサントラアルバムでは、フジファブリックPerfumeももクロジュディマリなど現在市場の中心におられる方々・・・のみならず、わたしは恥ずかしながら在日ファンク、女王蜂、N'夙川BOYSともこのアルバムで初めてお近づき(?)にならせていただきました。なんといっても最大の収穫は榊いずみ「失格」!!これ、前の記事「歌詞が面白すぎて悶絶~」に入れようかものすごく迷った曲なんですが、ほんと歌詞が強烈でカッコいい。シャウトしてます。

 

失格

失格

  • 橘 いずみ
  • J-Pop
  • ¥250

 

1位.嫌われ松子の一生
これはもう永遠のサントラです、誰が何と言っても私のオールウェイズゴールデンディスクです。前述のモテキもそうですが、殆どミュージカル映画ですよね。誰が観ても楽しめるエンターテインメント満載、爆笑のち号泣のストーリーはなおのこと、特筆すべきはやはりサントラ「嫌われ松子の歌たち。一切捨て曲なし。全ての曲がどれもこれも素晴らしいんですよ。中谷美紀の美声はもちろんのこと、カエラ、Ai、BONNI PINK、及川リン(ウェディングソングでお馴染み)、和田アキ子などなど・・・オリジナルから定番曲まで詰め込み大盤振る舞い。音楽には並ならぬこだわりのある、監督の中島哲也さんは「下妻物語」「告白」「パコと魔法の絵本」等々で有名な方。外さないですよね~。「渇き。」にはちょっと慄きましたが。とにかくこれですよ。特に歌詞でのお勧めは阿井莉沙がセクシーに歌う「USO」、するっと聴いたらまるで一昔前のアイドル曲かと間違うような、でも一風変わった自虐楽しいソングです。オチもいいしね。

 

USO

USO

 


いかがでしたでしょうか?皆さんのイチオシも是非お伺いしたいです。サントラメインということで内容についてはあまり触れられませんでしたが、どれもこれも観て損のない間違いない作品です。
映画がすごく好きで、「劇中音楽よかったな~」と思ったら、アルバムで通して聴くのがこれまた好きです。意外とサントラ全曲最初から聴くと「あれ?こんな曲流してたっけ?」と思うことが多いですね。当たり前といえばそうなんですが、曲の一部分しか映画のシーンでは使われていないので、フルで聴くとかなり印象が違います。

もし全くサントラアルバムなるものを手に取ったことがない方はちょっと想像つきにくいと思いますが、サントラには一曲一曲、ちゃんと名前がついています。
一般的な曲の場合は、たとえばA面「ミュージック」B面「映画」とかが普通ですが、サントラの場合はそういうのだけじゃなくて、「○○のテーマ」「○○との再会」「別れのシーン」等々、その場面を思い出させる題名がついてることが多く、それを見るのもまた、ゆるい楽しみ方のひとつかなと思います。

目下気になっているサントラは邦画じゃないけど、「ベイビードライバー」ですねケビンスペイシーが(今回は歌ってないと思うけど)エアなんちゃらを披露しているようで、個人的には必見必聴だなと(まだ映画館行ってないけど)。聴いたらまたご報告しますね!!それでは次回もよろしくお願いします。ご覧いただきありがとうございました。

【本日の一曲】
Various Artists/Matsuko Medley

Matsuko Medley

Matsuko Medley

  • Various Artists
  • ポップ
  • ¥200