ひつじのブログ

やればできるを、そろそろ自分にわからせたい。

サントラは善

お題「好きなサウンドトラック」

サントラって、買う人と買わない人がかなりはっきり分かれますよね。CD全体が売れ行き不調だし、最近はダウンロードが主流かもしれないけれど、それにしたって古今東西どこのショップでもサントラコーナーは目立たない、ひっそりした区画にあることが多いような。わたしは音楽がよかったなと思った映画のサントラは迷わず買います。

 

学生の頃にボーイフレンドと大学の購買を歩いてたときに、取り寄せ予約していたマイナーな洋画映画のサントラCDが届いてることを思い出して、彼に待っててもらってCDを受け取ってたら、彼がニヤニヤしながら一言「サントラとか聴くんだ、へぇ〜(笑)」と言われたことを思い出しました。言外に「お前みたいな平凡なやつがわざわざ取り寄せしてまでサントラ聴くって意外。気取ってんのね」的マウンティングニュアンスを感じてしまい、なんとなくそっから疎遠になりましたね。いや単に受け取り方なのかも…むしろ自意識過剰かもしれませんが。淡いような、特に思い入れもないような思い出です。

なぜか「サントラ聴く人≒おしゃれ人間」、みたいな不思議な方程式が自分の中にあるんでしょうね。だからおしゃれとは随分と遠めの海女〜ずの自分がサントラ聴くっていうこと自体、へんなコンプレックスアンテナが働くに違いない。自己分析もいい加減にしとけよという声が聞こえてきますが。

 

ということで、好きが高じて頼まれてもないのに勝手にランキングしますよ。しかも邦画洋画別に!!実はサントラには平均超の情熱があるんだよー!(と誰でもない誰かに向かって叫びたい)

 

でもランキング始めると長くなること必至なので、次回に回します…。どれもこれももっと世の中の人々に広く聴いてもらいたいサントラばっかりで記事にするには悩みが深いというのが本当の理由なのですが。

 

映画と音楽ってまあすごい結び付きなんだけど、昔のトーキー映画から考えたら、えらい発展ようです。最古は映像流しながら、それに合わせてオーケストラが生演奏してたんじゃなかったかな?まるでオペラのよう。

 

ちなみに1作品だけ、つい最近レンタルが始まった「君の名は。」の音楽はradwimpsが全篇担当してるので有名だと思うんですが、あれなんかサントラが激しく効いてる最たる例だと思いました。映画館で観て、まあ人並みに感動したうえ何度も涙しといてこう言うのは自分もどうかと思うんだけど、なんかこう〜、音楽での感情の持っていきかたっていうのが凄まじいな、と。

「さあ!皆さん、いまからすごい印象的なシーンがくるからね、泣けますよ!ぐ〜〜んとクレッシェンドして…まだまだ…ボーカルの感情も入ってきましたよ…はい!いまここで泣く!泣け!」

みたいな、あまりに耳から感情操作されてる感じが凄かったです。まあ何度も乗せられて泣いたんだけど笑。話にあまりに音楽が合ってる、合いすぎててなんかいま一つ集中が削がれる、みたいな、わたしにとっては稀有な経験でしたね。

といっても再検討のためにまたレンタルして観てみようと思うのですけど…でも何だかんだ言うても、やっぱりこんな印象に残ってるんだから良かったんでしょうね。

 

今さらながら、「君の名は。」サントラ聴いてみようかな!

 

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