ラジオで流れてきた聞き覚えのある声の主が七尾旅人でギョッとした
こんにちはーーひつじです！
皆さんいかがお過ごしですか。私はいま風呂掃除を済ませて、お湯張ってるところです。どーでもええわな。
ブログやってるとアフィリエイトがどうとかいろいろと聞こえてきましてね、みんなが気にしてる広告収入のアレ。
最初に聞いたときは、おー！！文章書いて人に読んでもらって、ちょっとした自己顕示欲さえ満たされたうえ、それで幾ばくかでも小銭が入ってくるなら、殆どノーリスクリターンオンリーで願ったり叶ったりやないか！！
・・・と思ったんですが、最初にはじめるGoogleAdsenceって酒類のこと記事にしたらダメっぽいですね。私まだ50くらいしか記事書いてないけど、まあ記憶にあるだけでも結構な割合で酒の話してるぞ。酒に救われた話とか書いたぞ、ついこないだ。
まぁ収益の話はまだアンタには早いってことかな。勉強します。
でもいいなーー、収益って！響きが！！なんというか、小説家や記者でもないのに、文章がお金に結びつくっていうのがすごいですよね。
で、標題の話なんだけど、先日FM聴いてたらなんか覚えのある声でポップな感じのすてきな曲が流れてきまして。
ん・・・？もしや・・・？と思ったらやっぱり彼でした。七尾旅人。「湘南が遠くなっていく」という曲。うわ、なにこれ。最近はこういうテイストでやってるのか。
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彼の曲を聴き始めたのは、中学の頃に仲良くしてた男の子（そのときはステキだなと思っていたけど、後になって考えると多分にヤサオトコだった）から教えてもらったのがきっかけでした。その時七尾さんハタチくらいだったのかな、17才くらいでデビューしてちょっと経った頃。神童みたいにもてはやされて、SONYかどっかからメジャーデビューした頃だったと記憶してます。
初めて知るジャンルの音楽に夢中になってデビューシングルから数枚のアルバム、ニューリリースまで追っかけて繰り返し聴きました。ほんと天才的だと感じたし、今は電子エフェクトかける音楽って全然珍しくもないけど、その時の私にとっては全曲知らない世界の音。「エンゼル・コール」とかファーストインプレッション激しすぎる。
ですが、程なくしてかなりの厨二病色（失礼）に気付きました。アコースティックな音楽に載せて、完全にわざとだと思うけど囁くように、癖のある歌い方をしてて、ほとんど耳からの情報だと歌詞が判らない。というより、アルバムについてる歌詞カードを読んでも、ほとんど意味不明。単語の羅列のような、文脈もあってないような。ブックレットの歌詞が本人手書き＆おそらく普通のひとには理解しがたいエーテル的な絵が書いてあったりして。素人耳にも、何かこの人すごい才能の持ち主っぽいけど、明らかに才能を持て余してるなという印象でした。
それから、「いや、好きは好きだけど、ちょっとこれは違うな・・・ファンを公言したり普通の趣味の女友達に薦めるのはやめよう・・・こっそり自分だけで聴いとこ」となって、ちょっと心が離れてたんですよ。あと個人的に、気になる男の子から知った音楽って、自分の中では闇歴史として処理してしまう脳の傾向があり、そういう経緯もあって。そのうち確か七尾さん自身が、レーベルからも離れたと思う。「蜂雀（ハミングバード）」のあたりからかな、新譜を追っかけるのもやめてしまって。たまにネット検索して、生きてるのを知るくらい。でもメジャーから一旦退いたわりには精力的に活動してるなって感じてました。全国各地ライブしたり反原発運動みたいなことやったり、様々な時の人とセッションしたり。
それでまぁ今日に至るんですが、、車中のラジオで流れてきた件の曲「湘南が遠くなっていく」は、私がはまって聞いてた頃とは全然違って、歌詞も発声も素直になった感じで、またこれはこれですごく良かったです。まぁ、初期の壊れそうに繊細な天才肌がひしひし感じられる作風が好きだった人もいると思うけど、私はなかなかに素晴らしい時間の経過だなって感じました。正直、「ニシノユキヒコの恋と冒険」のエンディング曲「TELE○POTION」は聴いてたので（この曲は本当にびっくりさせられた。あまりに大衆向けのポップな仕上がりで）、ハンドル取り違えるほどはびっくりしなかったけど。
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でもとにかく、なぜだか聴いてて微笑ましかったです。七尾旅人も成長し（失礼）、私も年を重ねたのだなぁと。概ね充実した歳月を送ってきたと言えればよいのだけど、結論はモチロン先送りになります。とりあえず、七尾旅人から離れてた間の作品をフォローしようと思います。
【本日の一曲】
七尾旅人／エンゼル・コール
